■みんエネの最新設備、20号機（低圧）が5月22日に稼働しました。この設備は、（株）TERRAが開発した世界初の1列セルモジュールを採用しており、ソーラーシェアリングの未来を感じさせる進化を遂げています。1列セルは、表面にガラスを使わない合成樹脂製、薄型、軽量、パネルと架台部材が一体化しています。
■1列セルでもパネル1に対してパネルとパネルの間の間隔は2、遮光率は3分の1と変わりません。従来の2列セルでも影や雨だれ、風圧荷重の影響を小さく抑えていましたが、1列にすることでさらにその影響を最小限に抑えることができました。この設備は水田（稲作）でのソーラーシェアリングに最適な仕様と言えるでしょう。
■通常、パネルの取り付け作業は架台が完成した後に高所作業となりますが、この実証機では下での作業でパネルを取り付けることができ、施工の省力化が可能です。また、一体型の架台部材の中をケーブルが通るため、配線の露出が少なく、見た目も非常にすっきりしています。将来的には、この構造によってパネルをペロブスカイト太陽電池に差し替えることも可能です。
【1列セルモジュールを採用した、みんエネ20号機(低圧設備)】
