ソーラーシェアリングQ&A


★全国から様々なお問合せをいただくようになりましたので、ざっくりしたQ&Aコーナーを設置いたしました。

 今後、少しづつ充実したコーナーに育てていきたいと思います。


〈パネルについて〉

・パネルは何枚必要か
⇒過積載率と設置する畑の面積、パワーコンディショナーの種類などによって決まります。
 120Wのパネルが600枚だとDC72kWとなります。

 ・パネル1枚の金額 

⇒ 弊社使用の2列セル(幅35㎝120W)で@50円以下=6000円以下(税・送料除く)
  (2020年8月時点の$円レート前提)2021年10月現在高騰中。

・太陽光パネルの耐用年数はどのくらいですか?

⇒最低30年間は利用できると考えております。

・太陽光パネルの廃棄方法について教えてください。

将来的に運用を終えた太陽光パネルは、最大限にリサイクルに回します。私たちが使用している太陽光パネルは、全て単結晶シリコンタイプです。このタイプは、アルミニウム、銀、銅、ガラスなどで構成される再利用可能な部品であるため、どれも有用な資源となります。また、太陽光設備を支える金属製の架台部分についても、鉄・アルミニウム・ステンレスのみで構成されているので、有価物としてリサイクルに回すことができます。私たちとしても、適切な廃棄物処理業者に処理していただくことが何より重要と考えているため、環境負荷の一番低い適正処理(リサイクル)が可能な産業廃棄物中間処理業者と連携していく予定です。 

 〈架台について〉

・架台の金額はいくらですか?
⇒アルミ製と単管パイプ製で大きく異なります。
 また、傾斜地か否か、トラクターを使用するか否かなど農地の条件でも異なります。

 〈発電量について〉

・発電量は(ばらつきあると思いますが)月に(もしくは年に)おおよそどのくらいになるか
⇒設備の向きや設置する場所の年間平均日照量などで異なります。
 ソーラーシェアリングの場合、空中にパネルがある関係で野立てに比べて夏場の温度上昇が抑えられますので、同じパネルを使っても高い発電が見込まれます。
 私たちの実績からは、DC1kWあたり年間1350kWhを超える設備もありますが、試算においては安全側でDC1kWあたり年間、1200kWhで計算するようにしています。
〈農地について〉
・例えば、50kWの規模でソーラーシェアリングを導入する場合、どのくらいの面積の農地が必要になりますか?
⇒遮光率35%以下・過積載率150%程度+トラクターの転回が必要と設定すると1,500㎡程度です。
 トラブルのもとになりますので、お隣の畑との関係性などの確認も大変重要です。心配な場合はより広いと緩衝地帯が作れるので安心です。
 また地形や、どのような農業を展開するかも大変重要な要素です。

 ・農地転用許可は、自家消費+Fitの場合も必要ですよね?

⇒必要ですが、2020年8月段階ですとソーラーシェアリングの場合、まだ全量FITが生きています。

 〈その他〉

・ハウスの上につけるのは可能ですか?
⇒可能です。横浜の案件で進行中です。

 ・自家消費+Fitと、全量Fitで、必要な設備や工事など何か違いがあるか

⇒パワーコンディショナーの仕様が異なります。

・架台の設置も含めた全体の工事費

・自家消費+FItの場合の、その他の必要な設備(パワコンなど)

・Fitだけの場合のその他の必要な設備
⇒汎用積算表をご参照ください。

 災害時に自立運転機能をつけるのは、自家消費の場合は必要?

⇒ケースバイケースです。

 ・架台の金額や工事費はどのくらいになりますか?

⇒条件により様々なことが考えられますので、こちらのご質問に関しましては、有料での個別対応でご返答が可能です。

 ・ローンの情報などあれば、是非教えてください。ソーラーシェアリングに積極的な銀行など)

農水省のハンドブックに列記されています。
 弊社とコーディネート契約を結んでいただいた皆様にはより詳細な情報をご提供させていただいております。

★社内的に同業他社も含めて『無料でノウハウを出してしまうのは、どうなの・・』という意見もありましたが、昨今の地球温暖化の進行を鑑みますと、自然エネルギーの導入スピードを上げていく必要が切迫しておりますので、少しでも導入のハードルを下げるべく情報発信をしていくこととしました。(2020年8月/東)