・太陽光パネルの耐用年数はどのくらいですか?
⇒最低30年間は利用できると考えております。
★全国から様々なお問い合わせをいただくようになりましたので、Q&Aコーナーを設置いたしました。
今後、少しづつ充実したコーナーに育てていきたいと思います。
〈ソーラーシェアリングのポテンシャルについて〉
・ソーラーシェアリングで日本の電力を賄うことは可能ですか
⇒ 全国の農地の約17%にソーラーシェアリングを設置すると、現在の日本で全電力を賄うことができます。実際には風力や屋上の太陽光など他の再エネもあるため、再エネ100%社会の実現に向けて全農地の10%にソーラーを設置し、再エネの普及と農業の再興を実現することを目標にしています。
前提条件および計算式は下記を参照ください。
<前提条件>
・太陽光パネル 細型(2列セル)の両面受光パネル 出力165W
・1kWシステム当たりの年間発電量 1,350kWh/kW(実績値、裏面の発電込み)
・遮光率 35%
・日本の年間消費電力 9,028億kWh(2022年度、経産省自然エネルギー庁のエネルギー白書)
https://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2024/pdf/2_1.pdf
・日本の耕地面積 429.7万ha (令和5年10月、農水省データ、荒廃農地は含まない)
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kekka_gaiyou/sakumotu/menseki/r5/kouti/index.html
⇒荒廃農地 25.7万ha(令和6年3月、農水省データ)
https://www.maff.go.jp/j/nousin/tikei/houkiti/attach/pdf/index-33.pdf
⇒合計農地 455.4万ha
<計算式>
1)両面受光パネル(1枚)の面積
0.35m×1.95m=0.6825㎡
2)1㎡当たりのパネル出力
1÷0.6825×0.165=0.241kW
3)1㎡当たりの年間発電量
0.241×1,350=325.35kWh
4)年間消費電力に必要な面積
9,028億÷325.35=27.75億㎡
5)ソーラーシェアリングの遮光率(35%)で必要な面積
27.75億㎡÷0.35=79.29億㎡=79.29万ha
6)合計農地面積に対する比率
79.29万ha÷455.4万ha=17.4%
〈パネルについて〉
・パネル1枚の金額は幾らですか
・太陽光パネルの耐用年数はどのくらいですか?
⇒最低30年間は利用できると考えております。
・太陽光パネルの廃棄方法について教えてください。
⇒将来的に運用を終えた太陽光パネルは、最大限にリサイクルに回します。私たちが使用している太陽光パネルは、全て単結晶シリコンタイプです。このタイプは、アルミニウム、銀、銅、ガラスなどで構成される再利用可能な部品であるため、どれも有用な資源となります。また、太陽光設備を支える金属製の架台部分についても、鉄・アルミニウム・ステンレスのみで構成されているので、有価物としてリサイクルに回すことができます。私たちとしても、適切な廃棄物処理業者に処理していただくことが何より重要と考えているため、環境負荷の一番低い適正処理(リサイクル)が可能な産業廃棄物中間処理業者と連携していく予定です。
太陽光発電協会(JPEA)ホームページに「適正処理(リサイクル)の可能な産業廃棄物中間処理業者名 一覧表」が掲載されていますので参照してください。
https://www.jpea.gr.jp/wp-content/uploads/20241218_recycle.pdf
〈架台について〉
〈発電量について〉
・農地転用許可は、自家消費+Fitの場合も必要ですよね?
〈その他〉
・自家消費+Fitと、全量Fitで、
・架台の設置も含めた全体の工事費
・自家消費+FItの場合の、その他の必要な設備(
災害時に自立運転機能をつけるのは、自家消費の場合は必要?
・架台の金額や工事費はどのくらいになりますか?
・ローンの情報などあれば、是非教えてください。(
★社内的に同業他社も含めて『無料でノウハウを出してしまうのは、どうなの・・』という意見もありましたが、昨今の地球温暖化の進行を鑑みますと、自然エネルギーの導入スピードを上げていく必要が切迫しておりますので、少しでも導入のハードルを下げるべく情報発信をしていくこととしました。(2020年8月/東)