★よくご質問をいただく、当社の太陽光パネルのリサイクルについて解説しています!ご覧ください!

 

 〈太陽光パネルの耐用年数について〉

 

私たちが使用している太陽光パネルは、最低30年間の利用を前提に運用しています。経年劣化率は、年0.5%以下となっており、太陽光パネル、及び設備全体についても、定期保守点検と定期メンテナンスを実施することで、30年以上の利用を視野に入れて、運用しています。

 

私たちの仕入れ先パネルメーカー(ユリカソーラー)によると、20年経過時点で90%以上の性能を有しており、使用しているパネル本体も20年の製品保証が付いています。さらに、10年(合計30年)の品質保証もされております(※30年後に85%以上の発電効率を有するという意味になります)。

 

また、私たちは不定期に、他社施工による30年以上前に設置された太陽光パネルを回収し、調査を実施しております。その結果、ほとんどの故障の原因は、ジャンクションボックス(端末の保護箱)内の接続不良にあることがわかっています。現在製造されているジャンクションボックスは、30年前のものに比べてはるかに改善されているため、現在廃棄されている太陽光パネルに比べて、30年後の太陽光パネルはより使用継続が可能なものが多いと考察しています。

 

現在、私たちが最初に設置した設備は20149(匝瑳第一市民発電所)ですが、9年経過時点で発電性能は97.8%(経年劣化率年0.244%)となっております。(参考として設備の実績値をあらわした下記表をご参照ください)

 

            

【出所:NPO法人太陽光発電所ネットワーク千葉地域交流会 発電量分析調査】

 

 

〈廃棄方法について〉

 

私たちが使用している太陽光パネルは、運用終了後、最大限にリサイクルに回していきます

 

現在使用している太陽光パネルは、全て単結晶シリコンタイプです。このタイプは、アルミニウム、銀、銅、ガラスなどで構成する再利用可能な部品であるため、どれも有用な資源となります。また、太陽光設備を支える金属製の架台部分についても、鉄・アルミニウム・ステンレスのみで構成されているので、有価物としてリサイクルに回すことができます。

 

太陽光パネルのリサイクル技術そのものは、いくつかの方法で確立されており、太陽光パネル専用リサイクル事業者は、パネルから95%以上を素材として取り出すことができます。アルミニウム、銀、銅、ガラス、それぞれを素材メーカーなどへ販売するなど、流通の仕組みも整いはじめています。

 

〈リサイクル費用について〉

 

設備の運用は30年以上を見越していますが、リサイクルのための費用として11年目から積立金を用意してまいります。撤去費用の積立金は、FIT(固定価格買取制度)の中で電力会社から振り込まれる売電料から天引きされ、第三者機関(電力広域的運営推進機関)に積み立てられます。この積み立て費用に加えて廃棄(リサイクル)費用も自主的に積み立ててまいります。 

 

〈廃棄物処理業者〉

 

他社が使用している一部の化合物系の太陽光パネル(全体シェアの5%未満)には、セレン、カドミウムなどの有害物質が含まれている場合もあるので、適切な廃棄物処理業者に処理していただくことが何より重要と考えています。2024418日時点で、太陽電池モジュールの適正処理(リサイクル)が可能な産業廃棄物中間処理業者数は全国で43[1]となっていますが、今後、継続的に調査を実施してこれらの中から環境負荷の一番低い業者と連携していく予定です。