· 

アフリカ・ベナン共和国よりインターン生を受け入れました

2025年7月9日から7月23日までの2週間、アフリカ・ベナン共和国から来日したTIBURCE SEWANOU KETOUNOUさん(愛称:Tiboさん)をTERRAがインターンとして受け入れ、無事に研修を終えることができました。

 

慣れない環境の中でも積極的に取り組む姿勢が印象的で、スタッフ一同、多くの刺激を受けました。

 

Tiboさんより感想文をいただきましたので、以下に掲載いたします。


Tiboさん TERRAインターンシップレポート

 

このたび、株式会社TERRAで2週間のインターンシップを経験する機会をいただき、再生可能エネルギー、持続可能な農業、そして革新的な環境技術が交わる現場を直接体験することができました。この貴重な機会に心より感謝申し上げます。

 

今回のインターンシップでは、匝瑳市で市民エネルギーちば株式会社と共同で実施されている、日本の先進的な「農業主導型ソーラーシェアリングプロジェクト」に関わらせていただきました。農業とクリーンエネルギーの融合というこのモデルに触れ、気候変動に強い農業の在り方として、大きな感銘を受けました。

 

中でも印象的だったのは、赤外線カメラを搭載したドローンを用いたソーラーパネルの点検作業に実際に参加したことです。この実地体験を通じて、太陽光発電設備の効率を維持するうえでの精密技術の重要性を改めて実感しました。さらに、次世代のペロブスカイト太陽電池の実証設備を見学し、それが大気中の水分から水を生成する装置や植物由来の生分解性吸水性ポリマーと組み合わされ、砂漠の緑化に貢献できる可能性があることにも強く感動しました。

 

また、インターン期間中には、匝瑳市役所、株式会社しおさい電力、パタゴニア渋谷店、東京都立園芸高等学校など、環境や持続可能性に取り組む様々な機関や団体を訪問し、日本社会におけるサステナビリティの幅広い取り組みを学ぶことができました。

 

私は現在、「ソーシャル・イノベーションのためのIT」を専攻する修士課程の学生として、スマート農業を研究しています。このインターンシップを通じて、テクノロジーが環境的価値と組み合わさることで、持続可能な社会の実現に貢献できるという信念が一層強まりました。新たな技術知識と発想、そしてより良い未来のために取り組む方々への深い敬意を胸に、この経験を今後に活かしていきたいと思います。

 

株式会社TERRA、市民エネルギーちば株式会社、そしてMIN-ENEグループの皆様に、心より御礼申し上げます。

 


今後も弊社では、引き続き、インターンシップの受け入れを通じて、多様な人材との出会いと学びの機会を広げてまいります。

都立園芸高校訪問(写真の右端がTiboさん)